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失われた歴史を知る竜族の長老s
(竜族の長老)
久々に喚ばれたと思ったら、ほう、このコラムも一周年か。
それを記念して、改めて『オレ転』をざっくり分かりやすく説明しろ、というわけじゃな。

記念というなら、功労者である儂らに金一封でも出すべきじゃないかのう?
ま、儂は伝説の竜ゆえに、並のお宝などヤ○オクを埋め尽くすぐらい持っておるがな。
森の奥に隠れた魔女の庵s
(森の奥の魔女)
私は欲しいもの色々あるよ。エンシェントドラゴンの肝とか。
失われた歴史を知る竜族の長老s
儂を見るな! やらんぞ!?
ではさっそく紹介を始めるとするか。仕事じゃからな! 逃げとらんからな!!
森の奥に隠れた魔女の庵s
逃げたら狩るよ(小声)




魔王ボード配置サンプル01-01
失われた歴史を知る竜族の長老s
そう、それは異世界に喚び出された勇者の物語。


交:街道を行く竜人のキャラバン-01 他:魔王軍四天王『雷刃のガンヌ』-01 複大:オークの大城塞に囚われた神官の少女-01
失われた歴史を知る竜族の長老s
それは女神の悪戯か。運命の導きか。 様々な出会いに、歩みを進め、ときに足踏みしながら、勇者は成長を果たす。


魔王ボード-ベルゼル-01
失われた歴史を知る竜族の長老s
そして、遂にその剣は、魔王に届き――
さあ、君だけのヒロイックサーガを描くため、運命のサイコロを握りしめるのじゃ!
森の奥に隠れた魔女の庵s
…………
おかしい、私の知ってる『オレ転』と違う。
失われた歴史を知る竜族の長老s
なんじゃ魔女。儂の紹介に不備があるとでも?
良いぞ、お主もひとつやってみるとよい。儂の華麗なるてくにっくには敵わんじゃろうがな!
森の奥に隠れた魔女の庵s
やってみる。




魔王ボード配置サンプル02-01
森の奥に隠れた魔女の庵s
そう、それは駄女神の尻ぬぐいに召喚された、量産型転生系主人公の物語……

押しかけ少女-01 他:封印の村の巫女-01 交:失われた歴史を知る竜族の長老-01
森の奥に隠れた魔女の庵s
せっかく異世界に来たんだから、平穏に平和に過ごしたいと思っていたのに。
出会うのは、ストーカーにヤンデレ、あざといロリババアと問題児ばかりで胃が痛い。

他:浮遊城に囚われた竜の姫-01 武:セーラー服の女勇者と共闘せよ!-01
森の奥に隠れた魔女の庵s
果ては勘違いした女勇者に刺されそうになるも、死ぬほど頑張ってなんとか丸く収まって。
そうして魔王のことなんか知らず、彼は刺激的な異世界ライフを送るのでした。ちゃんちゃん。
失われた歴史を知る竜族の長老s
え? あざとくないじゃろ? ……もしかして儂、あざとかった?

えー、うおっほん!
なんかもー、全く同じゲームとは思えんが、まあこれも『オレ転』の一つの物語じゃな!
エンディングは「魔王を倒す」か「絆カードを5枚集める」の2種類。
そこに至るまでの物語は、プレイするたびに毎回違ってくる。
森の奥に隠れた魔女の庵s
それに対戦ゲームだからね。悲しいけど、エンディングを迎えられるのはたった一人。
時に協力し、時に競い合って、君だけのエンディングをつかみ取ろう。
失われた歴史を知る竜族の長老s
最後だけは、いい笑顔で綺麗に纏めるんじゃな……。
もちっと詳しく知りたければ、webルールブックや、過去のコラムを見てみるとよい。
お主もぜひプレイして、儂に会いに来てくれ! 異世界の書物の知識を、たーんと語ってもらうからの!
森の奥に隠れた魔女の庵s
年寄りアピールあざとい……
失われた歴史を知る竜族の長老s
どうやら、そろそろ本気でお主とは決着を付けねばならんようじゃの……
森の奥に隠れた魔女の庵s
(無言で杖を抜く)
(ニンジャガール)
というわけで、一周年! これからも『オレとオマエの異世界転生』をよろしくお願いするでござるよ!!
これぞ神出鬼没のニンジャムーブでござるっ! どやっ!!

え? お二方、なんで拙者を睨むでござるか?

うわぁ、綺麗な氷と炎の魔力でござるなぁー……




〈「オレ転1.5」カード紹介〉



コピペ魔法-01
魔:こちらに1本の金属バットがあります。この上に指をペタッと置いて、つつーっと左側に引っ張るように動かし、離す。すると、あら不思議、金属バットが2本に増えました。
竜:なんじゃそれは? 擬音ばかりでまったくわからんぞ。
魔:コピペ魔法の説明書。詠唱なし、こんなに簡単な動作で、積層型退魔紋刻印杖――通称、聖なる金属バットが2本に増える。ふしぎ。
竜:増やしたものは、1日ほどで消えてしまうようじゃがの。何でも、長期メモリに書き込めないとかどうとか…
魔:異世界の言葉はほんとうに興味ぶかい。長期があるなら短期があるはずだけど。過去の魔法理論に、そんな記録装置は見つかっていない。
竜:それよりも儂、あの金属バットがそんな正式名称だったことにオドロキなんじゃが。あれで腹バットされると異様に痛いんじゃよな…
魔:人類が総力を結集して作り上げた対魔王用の兵器だから。それよりも、コピペしたバット二刀流で魔王城にカチコミかけるマッチョ勇者――実に絵になると思わない。
竜:バットが折れても折れても、片端からコピペして無双するんじゃな。『貴様がこれまでに折ったバットの数を覚えているか――1024本だ』
魔:しびれる… メロメロ… よし、脚本にして世界中の劇団にばらまこう。そうすれば、いずれ勇者のスタンダードは筋肉に。
竜:そのうち女神に消されそうじゃなこやつ……