失われた歴史を知る竜族の長老s
(竜族の長老)
「オレとオマエの異世界転生」は、

「異世界の勇者に転生して冒険するゲーム」じゃな!
森の奥に隠れた魔女の庵s (魔女)
ファンタジーRPG?
失われた歴史を知る竜族の長老s
だいたい合っとる。ゲームの目的、つまり「勝利条件」は
魔王を倒す
「絆」と呼ばれる女の子カードを5枚集める
のどちらかとなる。これを1番に達成したプレイヤーが勝者じゃ。
森の奥に隠れた魔女の庵s
女の子を5人も……勇者はモテモテ?
失われた歴史を知る竜族の長老s
ロマンじゃろ? え?
森の奥に隠れた魔女の庵s
まあ、否定はしない。私だって『森の奥に隠された魔女の庵』に、勇者が訪ねてきたりすれば、きゅんとするかも
失われた歴史を知る竜族の長老s
「きゅん」! 「きゅん」とな!?
クククッ、甘ったるい恋愛小説の読み過ぎじゃないかのう?
森の奥に隠れた魔女の庵s
……その尻尾、素敵なテールスープになりそう。
失われた歴史を知る竜族の長老s
……やらんぞ
森の奥に隠れた魔女の庵s
…………(じー)
失われた歴史を知る竜族の長老s
プレイヤーはまず自分の分身となる「勇者」を作り、それを操って様々なクエストに挑むことになる。
森の奥に隠れた魔女の庵s
……話そらした
失われた歴史を知る竜族の長老s
本題に戻したのじゃ。
さっきの例で言えば、『平凡な高校生』から『貴族の末弟』に転生した勇者が、『超絶美形』の能力を女神から得て、『森の奥に隠された魔女の庵』にやってくるわけじゃな。ベッタベタじゃのう?
森の奥に隠れた魔女の庵s
私的には、『疲労困憊のエンジニア』から『賢者の弟子』に転生した勇者が、生まれ持った『竜眼』のせいで排斥されて、私の庵に迷い込んでくる展開を希望。
そして私は彼の心を癒やし、魔力の使い方を教えてあげて、大賢者としてデビューさせるの。魔物を倒し、新しい魔法を開発する彼。その傍らには常に私の姿が……
失われた歴史を知る竜族の長老s
おーい、帰ってこーい
森の奥に隠れた魔女の庵s
ライバルの神官の少女や泥棒猫の女騎士もいるけど、彼は私を師匠と呼んでずっと慕っている。けれど魔王に挑む前夜、彼は言うの。『魔王城』に、君は連れて行けない、って……
失われた歴史を知る竜族の長老s
そこの妄想中の魔女っ娘が『(二重カッコ)』で括っているものは実際に入っているカードの名前じゃな。
儂のカード『失われた歴史を知る竜族の長老』は、上級クエストでかなりの高難度じゃ。儂と出会いたければ、「スキル:《古代語》」を習得しておくんじゃぞ。そこの魔女の娘は仲間にすると《古代語》を得られるので、うまいこと出会えたらラッキーじゃな?
森の奥に隠れた魔女の庵s
やっぱりあなたも泥棒猫だった。勇者に出会う前に始末しておかないと……
失われた歴史を知る竜族の長老s
やめんか! それに勇者がそんな主人公体質ばかりとは限らんぞ?
『歴戦のコミケ戦士』『蛮族の戦士』に転生して『時空魔法』でお主の寝室にヌルンと……
森の奥に隠れた魔女の庵s
……それはそれで? 文系筋肉萌え。
失われた歴史を知る竜族の長老s
独り身をこじらせて病んでしもうたか……
森の奥に隠れた魔女の庵s
ともあれ、そういう様々な「勇者」を操り、魔王に挑むのがあなたたちの仕事。
魔王は3体いて、それぞれ出現条件も違うし、ゲームに及ぼす影響も違う。拠点となる「王城」も3種類あるから、これを変えるだけでもゲームの様相はがらりと変わってしまう。
失われた歴史を知る竜族の長老s
是非、儂らのクエストに挑み、勇者の仲間にして欲しいものじゃな!
無論、力が及ばなければ、ドラゴンブレスで灰にしてやるがな、クククッ♪
森の奥に隠れた魔女の庵s
みんなが早く勇者に転生できるよう、私も解説、いっぱい頑張る。
それでは、今回はこの辺で。
失われた歴史を知る竜族の長老s
次回は「神秘! キャラクターメイキング!」じゃ。みんな大好き、そしてある意味真の敵、あのお方が登場するので、楽しみにしておくのじゃぞ!
森の奥に隠れた魔女の庵s
じゃあね。また。



〈「オレ転」カード紹介〉




竜:というわけで、本日のカードはこちらじゃ!
魔:ちょっと待って。いきなり何が始まるというの?
竜:「オレ転」の発売まで、こうやってコラムを連載するわけじゃが、実際のカードもやっぱ見たいじゃろ? だからこうして脈絡なく1枚ピックアップして紹介するコーナーを設けたのじゃ。決してドレッ○ノートやカル○セプトのパクリではないぞ
魔:……まあ、いい。で、今日のカードは?
竜:こちらじゃ!
聖なる金属バット-01 竜:勇者のバットは聖なるバット! とりあえずバットでぶん殴ればたいていのピンチは何とかなるのじゃ。
魔:なんでバット? もっとあるんじゃない? グン○ニルとかミョ○ニルとかそれこそエクス○リバーとか
竜:バットのほうが面白いじゃろ?
魔:アッハイ
竜:効果の方も実に分かりやすい強化カードじゃな。クエストの判定ルールについてはそのうち説明するが、序盤は『悪戯好きの妖精猫をとっちめ』たり、『エルフの女王と同盟を結』んだり
魔:……どう、めい?
竜:もちろん最後は魔王をバットでブッ飛ばす!!
魔:金属バットを引きずりながら現れる勇者…… 魔王に同情したくなってきた
竜:みんなも是非使ってみるのじゃ!